自動車保険の取り換えの際に必ず必要になるのが、自動車保険の等級ですが、現在の等級何等級なのか忘れてしまって
引継ぎの際の等級がわからなくて困ってしまったことや、セカンドカーや新しく車を購入して、
最初(新規)の等級って何等級だったかわからなくて困ったという思いをした方もいらっしゃると思います。
ここでは自動車保険の引継ぎをする際には必ず必要になる等級の調べ方についてわかりやすく解説したいと思います。
また、等級の割引率についてもどのような仕組みになっているかを詳しく紹介していきます。
参考になれば幸いです。
自動車保険の等級の調べ方
自動車保険の等級の調べ方には、大きくをけると4つのパターンがあります。
基本的には1の自動車保険証券を確認して等級調べる方法が簡単な調べ方になります。
1. 自動車保険証券を確認して等級調べる
2. 自動車保険会社のマイページにログインして等級を調べる
3. 自動車保険会社または代理店に電話して等級を調べてもらう
4. 自動車保険新規契約時の等級を追って確認する
1. 自動車保険証券を確認して等級調べる
自動車保険の等級の調べ方として一番簡単な調べ方は自動車保険証券を確認する方法です。
保険会社によって保険証券の形式は違うのですが、「ノンフリート等級」または「フリート等級」の欄には等級が記載されています。
ここを見るのが、一番わかりやすいです。
ちなみに「ノンフリート等級」とは、契約者が所有・使用するお車のご契約台数が他社を含め9台以下の場合の契約に対して適用される割増・割引率の等級区分のことをいいます。
「フリート等級」は10台以上の場合で基本的には、個人では「ノンフリート等級」になります。
自動車保険の引継ぎの際には自動車保険証券を見れば、ほとんどの情報が載っているのでインターネットなどで他社などと比較、
シュミレーションする場合には手元にもって入力すると簡単に引継ぎできます。
ただ、最近ではインターネット上で確認することもできるので、
その場合は2.の「インターネットから自動車保険会社のマイページにログインして等級を調べる」を参考に調べてみてください。
2. インターネットから自動車保険会社のマイページにログインして等級を調べる
最近では紙の保険証券がなく、インターネットから確認するタイプのものが多くなっています。
保険証券は自分で印刷すれば500円引きというところも多く、紙での発行を希望しない方もいらっしゃるかともいます。
そういった場合にはインターネットから自動車保険のマイページにログインして、確認します。
まず、契約中の自動車保険のホームページからログインし、保険証券の画面にて現在の等級や必要であればその他の情報を確認します。
自動車保険などの引継ぎをする場合に携帯で登録を行う場合は印刷した方がいいかと思いますが、パソコンなどで見れる方は画面を並べてみることも可能です。
だだ、自動車保険の等級の確認って基本、年に数回あるかないかでホームページのログインするためのユーザーIDやパスワードを忘れがちになります。
そのため、メモを取っておくことをお勧めします。
もし、ユーザーIDやパスワードがわからなかったら、パスワードの再設定などを行いましょう。
どうしてもわからない場合には自動車保険会社または代理店に電話して伝えましょう。
3. 自動車保険会社または代理店に電話して等級を調べてもらう
早急に自動車保険の等級を調べたいが、保険証がない場合には、保険会社や代理店に連絡して等級を調べてもらうのがいいと思います。
あまり、電話で確認することはないと思いますが、氏名や自動車の登録情報などを伝えると等級など知りたい情報を調べて教えてもらえます。
ただ、営業時間外は電話がつながりませんので電話で自動車保険の等級を確認するのであれば、営業時間を確認してから電話することをお勧めします。
状況により営業時間内でもつながりにくい場合もありますのでそういった場合は少し待つ必要があるかと思います。
できれば、保険証券やインターネットから調べることをおすすめします。
4. 自動車保険新規契約時の等級を追って確認する
この方法はあまりお勧めできませんが、新規で契約したときから、何年目で事故の有無で計算して等級を求めることが出来ます。
新規契約時の最初の等級は後程説明いたします。
もし等級が間違っていた場合でも乗り換え前の保険会社と乗り換え先の自動車保険が等級を確認して引き継いでくれるので問題はないかと思います。
ただ、確認がくる場合がありますので、できればこの方法はあまり使用しない方が良いかと思います。
自動車保険の最初(新規)契約時の等級は
自動車保険のノンフリート等級は、1等級から20等級まであります。
とっても最初(新規)契約時は1等級からではなく、新規で契約すると6等級から始まります。
ただ、同名義で別の契約の車が11等級以上であれば、自動車保険に新規で契約すると7等級からスタートできます。
6等級からスタートして事故がなければ、翌年は等級が1つ上がり、7等級となります。
もし、事故がなければ、毎年、1等級ずつ上がっていきますので、最高の20等級にあがるのに、無事故で14年という計算になります。
また、事故を起こしてしまうと、事故の内容により、1等級または3等級下がってしまいます。
ノンフリート等級による割増引率の目安としては以下のとおりです。
等級 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
無事故 | 64% 割増 |
28% 割増 |
12% 割増 |
2% 割引 |
13% 割引 |
19% 割引 |
28% 割引 |
40% 割引 |
41% 割引 |
43% 割引 |
事故有 | 20% 割引 |
21% 割引 |
22% 割引 |
23% 割引 |
等級 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
無事故 | 46% 割引 |
47% 割引 |
48% 割引 |
49% 割引 |
50% 割引 |
52% 割引 |
55% 割引 |
57% 割引 |
59% 割引 |
63% 割引 |
事故有 | 25% 割引 |
27% 割引 |
29% 割引 |
31% 割引 |
33% 割引 |
36% 割引 |
38% 割引 |
40% 割引 |
42% 割引 |
44% 割引 |
ノンフリート等級別の割増引率は、「無事故」と「事故有」の2つに区分されています。
7等級以上で同一の等級なら、「無事故」の方が「事故有」よりも割引率が高くなっています。
自動車保険ノンフリート等級の引継ぎ
ノンフリート等級は、自動車保険の乗り換えなどにより、保険会社が変わっても引継ぎすることが出来ます。
等級の引継ぎについては、同一名義の方の引継ぎであれば問題ないのですが、記名被保険者が変わる場合や、
自動車保険の満期日から次の保険始期日までに日数が空いてしまう場合などの条件によっては等級を引き継ぐことが出来ないことがあります。
基本的には同居の親族であれば、等級の引継ぎは可能ですが、親族であっても別居している場合などは等級の引継ぎができません。
ただ、単身赴任などの別居であれば、等級の引継ぎが出来る場合などがあります。
その他、等級の引継ぎが出来る期間としては、現在のご契約の満期日の翌日から7日以内に次の自動車保険の契約を継続した場合に、等級および事故有係数適用期間を引き継ぐことができます。
8日以上経過してしまうと等級の引継ぎが出来なくなってしまうので注意が必要です。
車を壁や駐車場の車にぶつけたときの対応。修理やお詫びの仕方はどうすればいいの?