自分の自動車保険の等級は、保険証券・保険会社のWebやアプリの契約者ページ・更新案内などで確認できます。見つからない場合は、契約中の保険会社や代理店に問い合わせましょう。
自動車保険の等級を調べる主な方法
- 保険証券を見る
- Web・アプリの契約者ページを見る
- 更新案内を見る
- 保険会社・代理店へ問い合わせる
書類や画面では「ノンフリート等級」「等級」などの項目を探してください。「事故有係数適用期間」は等級とは別の情報なので、あわせて確認します。
この記事では、現在の等級の調べ方・確認方法を中心に、最初の等級や2台目、事故時の扱いを解説します。保険会社を乗り換えるときの詳しい引き継ぎ条件は、後半の関連記事で案内しています。
自動車保険の等級を調べる4つの方法
1.保険証券で確認する
自動車保険の等級を調べるときに、まず確認したいのが保険証券や契約内容です。
保険会社によって表示方法は異なりますが、「ノンフリート等級」「等級」などの項目に記載されています。紙の証券が届かない契約では、デジタル保険証券を確認してください。
証券が複数ある場合は、保険期間と車のナンバーを照合し、今加入している車の契約を選びます。過去の証券の等級をそのまま使わないようにしましょう。
2.保険会社のWeb・アプリで確認する
保険会社によっては、契約者向けのマイページやスマートフォンアプリから契約内容を確認できます。
紙の保険証券が手元にない場合は、加入している保険会社の公式サイトやアプリを確認してみましょう。
マイページでは、等級だけでなく、保険期間、満期日、補償内容なども確認できる場合があります。
ログインIDやパスワードがわからない場合は、保険会社の案内に従って再設定してください。
なお、マイページで確認できる項目や表示方法は保険会社によって異なります。
「契約内容の確認」「保険証券の表示」などのメニューが探す目安です。メニュー名やアプリの対応範囲は会社ごとに異なるため、見当たらない場合は公式の操作案内を確認してください。
3.更新案内で確認する
自動車保険の更新時期になると、保険会社から満期案内や更新案内などが届くことがあります。
こうした書類やメールなどに、現在の等級や次回更新時の契約内容が記載されている場合があります。
保険証券が見つからない場合は、郵送された書類やメールも確認してみましょう。
「現在の契約」と「更新後の契約」の等級を取り違えないようにしてください。満期案内書では「前契約」「継続前」などと表示される場合もあります。どの期間・車の数字か確認し、見積もりで指定される項目に従って入力します。
4.保険会社・代理店へ問い合わせる
保険証券が見つからず、マイページでも確認できない場合は、契約している保険会社や代理店に問い合わせる方法があります。
本人確認ができれば、現在の契約内容や等級について案内してもらえる場合があります。
問い合わせの際には、本人確認のために次のような情報を確認されることがあります。
- 契約者の氏名
- 生年月日
- 住所
- 車のナンバー
- 契約番号など
必要な情報は保険会社によって異なります。問い合わせる場合は、契約している保険会社の案内を確認してください。
電話では「現在のノンフリート等級と、事故有係数適用期間の残り年数を確認したい」と伝えると用件が明確です。事故の保険金請求が処理中なら、更新時に適用される等級もあわせて確認しましょう。
自動車保険の等級はどこに書いてある?
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| ノンフリート等級・等級 | 現在の契約に適用される数字。保険期間も照合する。 |
| 事故有係数適用期間 | 事故有の割増引率が適用される残り年数。等級の数字とは別に読む。 |
| 現在/継続前・更新後の等級 | 次の契約の等級を、今の等級と混同しない。 |
| 保険期間・満期日・車両情報 | 確認している契約が、現在加入している車のものかを判断する。 |
証券や画面内の掲載位置・項目名は統一されていません。ソニー損保の用語集には、複数社の保険証券や満期案内書の記載例があります。等級の記載例を確認する
例えば、案内に「現在15等級・更新後16等級」とあれば、今の等級は15等級です。これは読み方の例で、実際の更新後の等級は事故の扱いなどにより変わります。事故直後でも現在の証券の数字が直ちに変わるとは限りません。
自動車保険の等級が分からないときの確認方法
- 証券・更新案内を探す。郵送書類と保険会社からのメールを確認します。
- 契約者ページを開く。証券がなければWebやアプリで、対象車と保険期間を選びます。
- 保険会社・代理店へ確認する。表示がない、ログインできない、複数の数字があって分からない場合は問い合わせます。
加入先自体が分からない場合は、申込時のメール、保険料の引き落とし明細、車を購入した販売店・代理店の控えなどが手掛かりになります。確認先が分かったら、現在の契約内容を照会してください。
免許を取ってからの年数やゴールド免許だけでは、自分の等級は決まりません。未加入の期間や事故の扱いがあるため、「運転歴が長いから20等級」と推測して申告せず、契約情報で確認しましょう。
等級が分かったら確認したいチェックリスト
確認できた内容を、次の項目で整理しておきましょう。更新や見積もりにも役立ちます。
- 現在のノンフリート等級(更新後の数字と区別)
- 事故有係数適用期間
- 保険の満期日
- 現在の保険会社
- 車の情報
- 現在の補償内容
- 車両保険の有無
特に保険会社を乗り換える場合は、現在の契約内容を確認してから見積もりを取るようにしましょう。
自動車保険の最初の等級は何等級?
自動車保険を初めて契約する場合、一般的には6等級からスタートします。
ただし、6等級には運転者の年齢などによって区分が設けられている場合があります。
初めて契約する車は「6等級(S)」などと表示されることがあります。「最初だから1等級」ではありません。家族からの等級引き継ぎなどがある契約は、単純な新規契約とは扱いが異なります。
基本的な等級のイメージ
- 新規契約:6等級
- 1年間無事故:翌年7等級
- さらに1年間無事故:翌年8等級
- 無事故を続ける:等級が上がっていく
- 最高等級:20等級
長期契約などの場合は取り扱いが異なることがあるため、実際の契約内容を確認してください。
2台目の車は何等級から始まる?
すでに自動車保険に加入している人が2台目の車を購入して新しく保険に加入する場合、条件を満たせば「セカンドカー割引(複数所有新規)」が適用され、7等級からスタートできる場合があります。
例えばソニー損保では、2台目の保険始期日時点で1台目の等級が11等級以上であることなどが条件です。用途車種、前契約の有無、車両所有者、記名被保険者にも所定の条件があります。長期契約の等級の判定方法も確認が必要です。
本人だけでなく、配偶者や同居している親族が関係するケースもあるため、2台目の車を購入する場合は、契約前に保険会社へ確認しておきましょう。
セカンドカー割引の条件は保険会社によって異なるため、「7等級になる」と自己判断せず、実際の契約条件を確認することが大切です。
1台目と別の保険会社でも適用できる場合があります。1台目の高い等級が自動的に2台目へ複製される制度ではありません。詳しくは2台目の自動車保険とセカンドカー割引を確認してください。
自動車保険の等級はどうやって上がる?
自動車保険には「ノンフリート等級別料率制度」と呼ばれる仕組みがあります。
これは、契約者の事故歴などに応じて等級が決まり、その等級に応じて保険料の割増引が行われる制度です。
一般的な個人向けの自動車保険では、1等級から20等級までの等級制度が利用されています。
1年契約では、等級ダウン事故がなければ、通常は更新時に1等級上がります。ノーカウント事故のみの場合も無事故として扱われます。20等級に達した後は、さらに数字が増えるわけではありません。
一方、事故によって保険を使用した場合は、事故の種類によって翌年の等級が下がることがあります。
一般的には、等級が高くなるほど保険料の割引率も大きくなります。
長期契約などの場合は取り扱いが異なります。最高等級については自動車保険の20等級で詳しく解説しています。
事故を起こすと等級はどうなる?
自動車保険を使用した場合、事故の内容によって翌年の等級が下がることがあります。
代表的なものが「3等級ダウン事故」と「1等級ダウン事故」です。
3等級ダウン事故
事故によって保険を使用した場合、事故の種類によっては翌年の等級が3等級下がります。
例えば、事故で相手の車や物を壊し、対物賠償保険などを使用するケースがあります。1年契約で15等級・3等級ダウン事故が1件なら、翌年は12等級となるのが基本です。
ただし、実際に何等級下がるかは事故の内容や契約している保険の条件によって異なるため、保険会社へ確認してください。
1等級ダウン事故
事故の種類によっては、翌年の等級が1等級下がる場合があります。
例えば、盗難や台風などによる損害で、車両保険の保険金のみが支払われるケースなどがあります。
どの事故が1等級ダウン事故になるのかは、契約内容や事故の種類によって異なります。
等級が下がらない事故もある
自動車保険を使用した場合でも、すべての事故で等級が下がるわけではありません。
事故の種類によっては「ノーカウント事故」として扱われる場合があります。人身傷害保険のみを使用する事故などが例ですが、同時に別の補償を使う場合を含め、実際の分類は保険会社へ確認してください。
「保険を使ったら必ず等級が下がる」と考えるのではなく、保険を使用する前に保険会社へ確認することが重要です。
ここでは主に1年契約の更新時を説明しています。長期契約や複数事故、等級の下限・上限に達する場合などは、実際の適用等級を保険会社へ確認してください。
等級と一緒に確認したい事故有係数適用期間
自動車保険の等級を確認するときは、「事故有係数適用期間」も確認しておきましょう。
同じ等級であっても、過去に等級ダウン事故があった場合と、事故がない場合では、保険料の割増引率が異なることがあります。
契約内容を確認するときは、次の2つを分けて読んでください。
- 現在の等級
- 事故有係数適用期間
一般的には、事故の種類によって事故有係数適用期間が設定されます。
1年契約では、3等級ダウン事故1件につき3年、1等級ダウン事故1件につき1年が加算されるのが基本です。残り期間や事故件数で変わり、上限は6年です。
現在の等級だけでなく、「事故有係数適用期間が何年残っているか」も確認しておきましょう。
保険会社を変えると等級はどうなる?
現在加入している保険会社から別の保険会社へ乗り換える場合でも、条件を満たせば等級を引き継ぐことができます。
そのため、保険会社を変更したからといって、通常は新たに6等級からスタートするわけではありません。
自動車保険を乗り換える場合は、現在の保険の満期日と新しい保険の開始日を確認して手続きを進めることが重要です。
等級・事故歴などは保険会社間で確認されるため、会社を変えれば不利な等級や事故歴が消えると考えないでください。家族への引き継ぎにも条件があります。
保険会社を変更するときの等級の扱いや、満期・中途解約で乗り換える場合の注意点は、自動車保険の等級を乗り換えで引き継ぐ方法で詳しく解説しています。
車を買い替える場合の等級はどうなる?
現在加入している自動車保険の対象車を買い替える場合は、「車両入替」の手続きを行うことで、基本的には現在の契約を新しい車へ変更できます。
ただし、新しい車の型式や車両価格などによって保険料が変わる場合があります。
車を購入することが決まったら、納車日などを確認したうえで、早めに保険会社や代理店へ連絡しておくと安心です。
等級を確認したあと、保険料も見直すなら
自動車保険の保険料は等級だけで決まるわけではありません。
例えば、次のような条件も保険料に影響します。
- 年齢
- 運転者年齢条件
- 車種
- 使用目的
- 年間走行距離
- 補償内容
- 車両保険の有無
- 地域
そのため、「20等級なら保険料はいくら」と一律に決まるわけではありません。
正確な保険料を知りたい場合は、実際の契約条件で見積もりを確認する必要があります。
今の自動車保険料を比較してみる
自動車保険の保険料は、等級だけでなく、年齢、車種、補償内容、運転者条件などによって変わります。
等級と事故有係数適用期間を確認できたら、同じ補償内容・運転者条件などをそろえて複数社の見積もりを比較してみましょう。
※保険料や補償内容は契約条件や保険会社によって異なります。
見直す項目や時期は自動車保険の見直し・乗り換えタイミングも参考になります。
よくある質問
自動車保険の等級は電話でも確認できますか?
契約中の保険会社や代理店に問い合わせる方法があります。本人確認や照会方法は会社ごとに異なり、その場で回答されず代理店などから案内される場合もあります。
保険証券がなくても等級を確認できますか?
Web・アプリの契約者ページや更新案内で確認できる場合があります。表示が見つからなければ、保険会社や代理店に照会してください。
自動車保険の最初の等級は6等級ですか?
一般的な新規契約は6等級から始まります。セカンドカー割引や家族からの引き継ぎなどがある場合は異なるため、申込条件を確認してください。
2台目も6等級からですか?
所定の条件を満たす場合は、セカンドカー割引により7等級から契約できる場合があります。2台目という理由だけで必ず7等級になるわけではありません。
保険会社を変えると等級はリセットされますか?
会社の変更だけで等級や事故歴がリセットされるわけではありません。条件を満たせば前契約の情報を引き継ぎます。詳細は上の「保険会社を変えると等級はどうなる?」から関連記事へ進んで確認してください。
事故を起こしたら何等級下がりますか?
保険を使った事故の種類によって、1件につき3等級または1等級下がるのが基本です。ノーカウント事故は等級ダウンの対象になりません。反映時期や適用等級は契約条件も確認してください。
自分が何等級か分からない場合はどうすればいいですか?
証券・更新案内、Web・アプリの順で探し、確認できなければ保険会社や代理店へ問い合わせましょう。申込みで必要な等級を、運転歴から推測して入力するのは避けてください。
まとめ|等級は保険証券や契約者ページで確認しよう
自動車保険の等級を調べたい場合は、保険証券、Web・アプリの契約者ページ、更新案内を確認しましょう。見つからなければ、保険会社や代理店への問い合わせで確認できる場合があります。
見るべき項目は「ノンフリート等級」「等級」です。事故有係数適用期間と満期日も確認し、現在と更新後の等級を区別してください。一般的な最初の等級は6等級、条件を満たすセカンドカーは7等級から始まります。
自動車保険の保険料も比較してみる
等級がわかったら、現在の保険料や補償内容が自分の条件に合っているか確認してみましょう。
自動車保険は、同じ等級でも年齢、車種、補償内容、運転者条件などによって保険料が変わります。
※保険料・補償内容・見積もり結果は、契約者の条件や保険会社によって異なります。
自動車保険全体の選び方も確認
自動車保険の等級だけでなく、補償内容や車両保険、保険料まで含めた全体的な選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
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参考情報
情報確認日:2026年10月7日。各社の案内は契約条件や保険始期日によって異なります。
- 日本損害保険協会「自動車保険の等級」
- 損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率」
- ソニー損保「ノンフリート等級(用語集)」
- SOMPOダイレクト「自動車保険の等級制度とは?」
- あいおいニッセイ同和損保「等級による保険料の変動」
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※本記事は自動車保険に関する一般的な情報を紹介するもので、特定の保険商品への加入を推奨するものではありません。実際の等級、補償内容、保険料、手続きの条件は、保険会社や契約条件によって異なる場合があります。契約前には約款・重要事項説明書を確認し、最新情報や不明点は契約中または契約予定の保険会社へ確認してください。