自動車保険20等級の保険料相場は?割引率と保険料を安くする方法【2026年最新】

自動車保険20等級の保険料相場は?割引率と保険料を安くする方法【2026年最新】

自動車保険の等級が20等級になると、「保険料はどのくらい安くなる?」「20等級なら年間いくらくらい?」「車両保険を付けても安い?」と気になる人も多いでしょう。

20等級は、ノンフリート等級別料率制度における最も高い等級です。一般的に等級が高いほど保険料の割引率が大きくなります。

ただし、20等級だからといって、誰でも同じ保険料になるわけではありません。車種、年齢、使用目的、年間走行距離、運転者条件、車両保険の有無などによって保険料は大きく変わります。

この記事では、自動車保険20等級の割引率、保険料の参考例、20等級になるまでの期間、20等級で事故を起こした場合の影響、さらに20等級から保険料を抑える方法までわかりやすく解説します。

この記事のポイント

  • 20等級はノンフリート等級の最上位
  • 無事故の20等級は参考純率ベースで63%割引
  • 同じ20等級でも事故有・無事故で割引率が異なる
  • 実際の保険料は車種・年齢・補償内容などで大きく変わる
  • 20等級でも保険の見直しによって保険料を抑えられる場合がある

自動車保険20等級の保険料はどのくらい?

20等級の保険料は、一律に「年間○万円」と決まっているわけではありません。

自動車保険の保険料は、等級だけでなく、主に次のような条件によって決まります。

項目 保険料への影響
等級 等級が高いほど一般的に割引が大きくなる
年齢 年齢条件などによって変わる
車種・型式 車種や型式によって保険料が異なる
年間走行距離 走行距離区分を採用する保険会社では影響する
使用目的 日常・通勤・業務などによって変わる場合がある
運転者条件 年齢条件や運転者限定などによって変わる
車両保険 付けるかどうかで保険料が大きく変わる場合がある
特約 付帯する特約によって保険料が変わる

そのため、「20等級だから年間2万円」「20等級なら必ず3万円以下」といった判断はできません。

20等級の割引率は何%?

自動車保険の等級別割増引率には、無事故契約と事故有契約で異なる料率が設定されています。

損害保険料率算出機構の参考純率をベースとした数値では、20等級の割引率は次のようになっています。

等級 無事故 事故有
17等級 55%割引 44%割引
18等級 56%割引 46%割引
19等級 57%割引 50%割引
20等級 63%割引 51%割引

これは損害保険料率算出機構の参考純率をベースとした数値であり、各保険会社が実際に設定する保険料や割引率と完全に同一とは限りません。

実際の契約では、加入する保険会社の最新の保険料・約款・契約条件を確認してください。

20等級なら保険料は半額以下になる?

20等級の無事故契約では参考純率ベースで63%割引となるため、等級による割引だけを単純に考えれば、保険料の算定に使われる基準額の37%相当になる計算です。

ただし、これは自動車保険の最終的な支払額が必ず63%安くなるという意味ではありません。

実際の保険料には、車種、年齢、補償内容、各種特約などさまざまな要素が関係します。

そのため、「20等級だから必ず保険料が○円になる」と考えるのではなく、同じ条件で保険会社を比較することが重要です。

20等級の保険料の参考例

20等級の具体的な金額をイメージするために、2026年9月時点で公開されている保険料試算の一例を紹介します。

SOMPOダイレクトの公開情報では、47歳、20等級、ゴールド免許、年間走行距離3,000km以下などの条件で、次の保険料例が掲載されています。

車種 車両保険あり 車両保険なし
トヨタ プリウス 31,380円 11,270円
ホンダ フィット 32,980円 9,970円

ただし、これは特定の保険会社による試算例です。早割、無事故割引、ネット割、新車割引、ゴールド免許割引なども適用された条件であり、すべての20等級契約者に当てはまる金額ではありません。

ポイント

20等級の保険料相場を見るときは、金額だけで比較せず、「年齢・車種・走行距離・車両保険・補償内容」が同じ条件か確認しましょう。

20等級になるまで何年かかる?

初めて自動車保険を契約する場合、一般的には6等級からスタートします。

その後、1年間無事故で契約を継続すると、翌年度に1等級上がる仕組みです。

そのため、6等級からスタートして事故なく毎年1等級ずつ上がった場合、20等級になるまでには最短14年かかります。

経過年数 等級
契約開始 6等級
1年後 7等級
5年後 11等級
10年後 16等級
14年後 20等級

なお、セカンドカー割引などによって7等級からスタートするケースでは、20等級までの期間が短くなる場合があります。

2台目の自動車保険についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

自動車保険の2台目は安くなる?セカンドカー割引の条件と等級を解説

20等級で事故を起こすとどうなる?

「20等級まで上がったから、事故で保険を使っても大きく変わらない」と考えるのは注意が必要です。

事故の種類によっては、翌年度の等級が下がり、事故有の割引率が適用されることがあります。

例えば、3等級ダウン事故の場合、20等級から翌年度に17等級となるケースがあります。

1等級ダウン事故の場合は、20等級から19等級となるケースがあります。

一方で、事故の内容によっては等級に影響しないノーカウント事故もあります。

事故の種類 翌年度の等級への影響
3等級ダウン事故 原則として3等級下がる
1等級ダウン事故 原則として1等級下がる
ノーカウント事故 等級に影響しない場合がある

事故の種類や保険の使用方法によって扱いが変わるため、事故が起きたときは保険会社へ確認することが大切です。

20等級で事故を起こすと保険料はいくら上がる?

20等級から事故を起こした場合の保険料を一律に計算することはできません。

ただし、参考純率ベースでは20等級の無事故が63%割引なのに対し、3等級ダウン後の17等級では無事故55%割引、事故有44%割引となっています。

また、1等級ダウン事故の場合、翌年度は19等級となり、事故有では50%割引となります。

つまり、同じ「20等級からの事故」でも、事故の種類によって翌年度の等級や事故有係数適用期間が変わります。

保険を使うかどうか迷うような小さな事故では、修理費などと翌年度以降の保険料負担を比較して判断する必要があります。

20等級でも保険料を安くする方法

20等級は等級による割引が大きい状態ですが、保険料をさらに見直せる可能性はあります。

1.複数の保険会社を比較する

20等級でも、保険会社によって保険料は異なります。

現在の保険会社だけで更新を続けるのではなく、同じ補償条件で複数社の見積もりを比較してみる方法があります。

特に、数年間保険料を比較していない場合は、現在の契約条件を一度確認してみましょう。

2.車両保険を見直す

車両保険を付けている場合、車両保険の有無によって保険料が大きく変わることがあります。

車の年式や市場価値、貯蓄状況などを考慮して、車両保険を継続するか検討しましょう。

自動車保険 車両保険いらない?必要な人・不要な人の判断基準

3.免責金額を見直す

車両保険を付ける場合は、免責金額の設定も保険料に影響します。

事故時に自己負担できる金額を考えたうえで、免責金額を見直す方法があります。

自動車保険の免責金額はいくらがいい?0円・5万円・10万円の違いと決め方

4.年齢条件を確認する

運転する人の年齢が変わった場合は、年齢条件も確認しましょう。

例えば、子どもが独立して車を運転しなくなったなど、以前とは運転者の状況が変わっている場合は、現在の設定が適切か確認することが大切です。

自動車保険の年齢条件とは?26歳・30歳・35歳以上で保険料はどう変わる?

5.運転者限定を確認する

運転する人が限定されている場合は、運転者限定の設定が現在の使用状況と合っているか確認しましょう。

反対に、限定することで保険料を抑えられる場合でも、対象外の人が運転すると補償に影響する可能性があるため注意が必要です。

自動車保険の運転者限定とは?本人・配偶者・家族限定の違いと選び方

6.不要な特約や重複補償を確認する

自動車保険にはさまざまな特約があります。

複数の保険やクレジットカード、火災保険などに同じような補償が付いている場合もあるため、契約内容を確認してみましょう。

ただし、補償を外す場合は「本当に必要ない補償なのか」を確認してから判断してください。

20等級なら一括見積もりを利用する意味はある?

「20等級なら、もう保険料は十分安いから比較する必要はない」と考える人もいます。

しかし、20等級でも保険会社や契約条件によって保険料は変わるため、比較する意味はあります。

特に次のような場合は、一度見積もりを取り直してみる方法があります。

  • 数年間、保険会社を変更していない
  • 車を買い替えた
  • 年間走行距離が変わった
  • 運転する人が変わった
  • 子どもが運転しなくなった
  • 車両保険の必要性が変わった
  • 保険料が以前より高くなった
  • 補償内容を長期間見直していない

20等級でも保険料を比較

20等級は等級による割引が大きい一方、保険会社や補償内容によって保険料は変わります。比較するときは、保険料だけでなく補償内容も確認しましょう。

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20等級の自動車保険を見直すときのチェックポイント

チェック項目 確認すること
等級 現在の等級と事故有係数適用期間
車両保険 現在も必要か
免責金額 事故時に自己負担できる金額か
年齢条件 現在の運転者に合っているか
運転者限定 実際に運転する人と一致しているか
走行距離 申告内容と実際の走行距離が合っているか
特約 不要な特約や重複補償がないか
保険会社 現在の保険料と他社見積もりを比較したか

20等級の自動車保険でよくある質問

Q.20等級なら自動車保険はかなり安くなりますか?

A.等級による割引は大きくなります。ただし、実際の保険料は車種、年齢、補償内容、車両保険などによって異なります。

Q.20等級の割引率は何%ですか?

A.損害保険料率算出機構の参考純率ベースでは、20等級の無事故は63%割引、事故有は51%割引です。実際の保険会社の商品では異なる場合があります。

Q.20等級なら保険会社を変えても20等級ですか?

A.等級の引継ぎ条件を満たしていれば、保険会社を変更しても等級を引き継げる場合があります。乗り換え時は現在の等級や事故有係数適用期間を確認してください。

Q.20等級で事故を起こしたら6等級に戻りますか?

A.通常、事故を1回起こしただけで6等級に戻るわけではありません。事故の種類に応じて1等級または3等級ダウンなどの扱いになります。

Q.20等級でも車両保険を付けるべきですか?

A.20等級だから車両保険が不要になるわけではありません。車の価値、修理費を自己負担できるか、事故時の経済的な影響などを考えて判断する必要があります。

Q.20等級なら一括見積もりをする必要はありませんか?

A.20等級でも保険会社や補償内容によって保険料は異なるため、比較することは可能です。ただし、保険料だけでなく補償内容や特約も比較してください。

自動車保険全体の選び方も確認

20等級の保険料だけでなく、対人・対物補償、車両保険、等級、年齢条件などを含めて自動車保険全体を見直したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。

自動車保険の選び方完全ガイド|保険料・補償・等級・車両保険

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20等級でも保険料を比較してみる

現在の保険料が適正か確認したい場合は、現在の補償内容を確認したうえで複数の保険会社を比較してみましょう。

自動車保険を比較してみる

まとめ

自動車保険の20等級は、ノンフリート等級別料率制度における最上位の等級です。

損害保険料率算出機構の参考純率ベースでは、20等級の無事故契約は63%割引、事故有契約は51%割引となっています。

ただし、実際に支払う保険料は20等級だけで決まるわけではありません。

  • 車種・型式
  • 年齢
  • 使用目的
  • 年間走行距離
  • 運転者限定
  • 年齢条件
  • 車両保険
  • 免責金額
  • 特約
  • 保険会社

などによって変わります。

そのため、20等級になった後も、契約内容を定期的に確認することが大切です。

特に、車を買い替えた、運転する人が変わった、走行距離が変わった、車両保険を付けるか迷っている、数年間保険料を比較していないという場合は、一度見直してみるとよいでしょう。

参考情報

  • 日本損害保険協会「損害保険Q&A 自動車保険の等級について」
  • 日本損害保険協会「自動車保険商品の比較サイト」
  • 損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率」
  • SOMPOダイレクト「20等級の自動車保険の保険料相場はどれくらい?」

免責事項

この記事は自動車保険の制度や一般的な考え方を紹介するもので、特定の保険商品への加入を推奨するものではありません。等級による割引率、保険料、補償内容、契約条件などは保険会社や商品によって異なる場合があります。契約・更新の際には、各保険会社の最新の公式情報、約款、重要事項説明書などをご確認ください。