自動車保険を安くする方法10選|保険料を下げる見直しポイントを解説

自動車保険は、車を維持するために毎年かかる大きな費用の一つです。

「毎年の自動車保険料をもう少し安くしたい」

「同じような補償なのに、保険会社によって保険料が違うのはなぜ?」

「車両保険を外したらどのくらい安くなる?」

このように、自動車保険の保険料を少しでも安くしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

自動車保険を安くするには、単純に補償を減らすのではなく、現在の契約内容を一つずつ見直すことが重要です。

この記事では、自動車保険の保険料を見直す際に確認したいポイントを、できるだけわかりやすく紹介します。

等級や運転者の条件、車両保険、免責金額、補償内容などを確認し、自分に必要な補償を残しながら保険料を抑える方法を解説します。

自動車保険を安くする方法10選

自動車保険の保険料を安くしたい場合、まずは現在加入している保険の契約内容を確認しましょう。

主に次のようなポイントを見直すことで、保険料を抑えられる可能性があります。

見直しポイント 確認する内容
1. 等級 現在の等級や事故有係数適用期間を確認する
2. 運転者の範囲 本人のみ・本人と配偶者・家族などを確認する
3. 年齢条件 実際に運転する人の年齢に合っているか確認する
4. 車両保険 必要性や補償タイプを見直す
5. 免責金額 自己負担額を設定・変更できるか確認する
6. 補償内容 重複している補償や不要な特約がないか確認する
7. 使用目的 現在の車の使用実態と契約内容が合っているか確認する
8. 保険会社 複数の保険会社で保険料を比較する
9. 割引制度 利用できる割引制度がないか確認する
10. 契約内容全体 毎年の更新前に補償と保険料をまとめて確認する

1. 自動車保険の等級を確認する

自動車保険を安くするために、まず確認したいのが「等級」です。

自動車保険では、事故の有無などに応じて等級が変わり、それに応じて保険料の割増引が行われる仕組みが一般的です。

無事故で契約を継続して等級が上がるほど、保険料の割引率が大きくなる仕組みになっています。

日本損害保険協会によると、初めて自動車保険を契約する場合は6等級から始まり、1年間事故がなければ翌年は1等級上がる仕組みが基本となっています。

ただし、具体的な割増引率や事故の取り扱いについては保険会社によって異なる場合があります。

現在の等級がわからない場合は、保険証券や保険会社のマイページなどで確認してみましょう。

自動車保険の等級の調べ方は?最初の等級は何等級?等級の引継ぎ方について

2. 運転者の範囲を見直す

自動車保険では、実際に車を運転する人の範囲を限定することで、保険料を抑えられる場合があります。

例えば、普段ほとんど自分しか運転しない車であれば、家族全員が補償対象になる契約が本当に必要なのか確認してみましょう。

一方で、家族が運転する可能性があるのに運転者の範囲を限定しすぎると、事故が起きた際に補償されない可能性があります。

保険料を安くするためだけに運転者の範囲を狭くするのではなく、実際に車を運転する人を確認して設定することが重要です。

特に、子どもが免許を取得して家の車を運転するようになった場合などは、契約内容を変更する必要がある場合があります。

3. 運転者の年齢条件を見直す

運転者の年齢条件も、自動車保険の保険料に影響する重要なポイントです。

年齢条件を設定できる契約では、運転する人の年齢に応じて条件を設定することで保険料を抑えられる場合があります。

例えば、保険会社によって「21歳以上補償」「26歳以上補償」などの年齢条件が設定されています。

ただし、年齢条件の区分や適用範囲は保険会社によって異なります。

最も若い人が誰なのかを確認したうえで、実際の運転者に合った年齢条件を設定しましょう。

年齢条件を間違えると、保険料を安くできても、事故の際に補償対象外となる可能性があります。

そのため、単純に一番高い年齢条件を設定するのではなく、現在の家族構成と運転状況を確認することが大切です。

4. 車両保険を見直す

自動車保険の保険料を見直すときに、大きなポイントになるのが車両保険です。

車両保険を付けることで、自分の車が事故や自然災害などによって損害を受けた場合に補償を受けられる可能性があります。

一方で、車両保険を付けると保険料が高くなるため、車の年式や車両価格、家計の状況などを考えて判断する必要があります。

車両保険を外すだけで保険料が大きく下がる場合がありますが、万が一車が大きく損傷した場合の修理費用を自分で負担する必要があります。

そのため、「保険料が高いから」という理由だけで車両保険を外すのではなく、事故が起きた場合に自分で修理費用を負担できるかを考えることが大切です。

特に新車やローンで購入した車の場合は、車両保険を外す前に慎重に検討しましょう。

車選の自動車保険関連記事も参考にしてください。

5. 車両保険の免責金額を見直す

車両保険を付けたまま保険料を抑えたい場合は、免責金額を確認する方法があります。

免責金額とは、事故などによって車両保険を利用する際に、契約者自身が負担する金額のことです。

例えば、修理費用が30万円で免責金額が5万円の場合、契約内容に応じて5万円を自己負担し、残りの金額について車両保険から支払われるという考え方になります。

一般的に、免責金額を設定すると保険料を抑えられる場合があります。

ただし、免責金額を高く設定すると、事故が発生したときの自己負担額も大きくなります。

「万が一のときに数万円なら自分で負担できる」という方であれば、免責金額を設定して保険料を抑える方法も検討できます。

免責金額による保険料の差は保険会社や契約条件によって異なるため、見積もり時に比較してみましょう。

6. 不要な特約や重複している補償を確認する

自動車保険には、さまざまな特約を付けられる商品があります。

特約は補償を充実させるために便利ですが、複数の保険や家族の契約などで同じような補償が重複している場合があります。

例えば、他の保険やクレジットカードなどに付帯している補償と、自動車保険の特約が重複していないか確認してみましょう。

ただし、「よくわからないから全部外す」という方法はおすすめできません。

特約によって補償内容は大きく異なるため、外して問題がないのかを確認してから変更しましょう。

日本損害保険協会でも、特約には補償範囲を広げるものだけでなく、補償範囲を限定して保険料を安くするものなど、さまざまなタイプがあると説明しています。

7. 現在の使用目的と契約内容が合っているか確認する

自動車保険の契約では、車の使用目的などを申告する場合があります。

例えば、以前は通勤で毎日車を使っていたものの、現在は在宅勤務になり、通勤で車を使わなくなったというケースもあるでしょう。

このように生活スタイルが変わった場合は、現在の契約内容を確認してみることをおすすめします。

ただし、使用目的の変更については保険会社ごとに条件が異なるため、自分で判断して変更するのではなく、契約している保険会社や代理店に確認しましょう。

8. 保険会社を比較する

現在の自動車保険料が高いと感じている場合は、他の保険会社の保険料と比較してみる方法もあります。

自動車保険は、同じような補償内容でも保険会社によって保険料が異なる場合があります。

日本損害保険協会も、自動車保険は保険会社によって補償内容や保険料が異なるため、自分に必要な補償を考えたうえで比較することを案内しています。

比較するときに重要なのは、保険料だけを比較しないことです。

例えば、A社が年間5万円、B社が年間4万円だったとしても、補償内容や免責金額、付帯サービスなどが同じとは限りません。

できるだけ同じ条件で見積もりを取り、保険料と補償内容を比較するようにしましょう。

9. 利用できる割引制度を確認する

自動車保険には、保険会社によってさまざまな割引制度が用意されています。

例えば、運転者の範囲を限定することで保険料が割引になる制度や、安全装置などの装備によって割引が適用される制度があります。

ただし、利用できる割引制度や適用条件は保険会社によって異なります。

自分の車や契約条件で利用できる割引がないか、契約時や更新時に確認してみましょう。

10. 毎年の更新前に自動車保険を見直す

自動車保険は、一度契約したらそのままにするのではなく、更新前に一度契約内容を確認することをおすすめします。

家族構成、年齢、車の使用目的、年間走行距離、車の年式などは時間とともに変化します。

以前は必要だった補償が現在は不要になっている可能性もあれば、逆に新しく必要になっている補償がある可能性もあります。

例えば、子どもが免許を取得した、車を買い替えた、通勤方法が変わったなどの場合には、契約内容を確認するタイミングです。

自動車保険は「安くする」だけではなく、「現在の生活に合った補償にする」という視点で見直すことが重要です。

自動車保険を安くするときに削ってはいけない補償

自動車保険を安くしたいからといって、すべての補償を削ればいいわけではありません。

特に、事故によって大きな損害が発生する可能性がある補償については、保険料だけを理由に安易に削らないようにしましょう。

対人賠償保険

交通事故によって相手にケガをさせたり、死亡させたりした場合に備える補償です。

自賠責保険だけでは補償しきれない損害が発生する可能性もあるため、任意の自動車保険を検討するときには重要な補償です。

対物賠償保険

相手の車や建物など、物に対する損害を補償する保険です。

事故によっては非常に大きな損害が発生する可能性があるため、保険料だけを理由に補償を大幅に下げるのではなく、必要な補償額を確認しましょう。

人身傷害保険など自分や同乗者への補償

自分自身や同乗者が事故によってケガをした場合に備える補償もあります。

家族で車を利用する場合には、どこまで補償されるのかを確認しておくと安心です。

自動車保険を安くするなら車両保険だけを見直せばいい?

自動車保険を見直すとき、「車両保険を外せば安くなる」と考える方もいるかもしれません。

確かに車両保険を外すことで保険料が下がる場合があります。

しかし、車両保険には自分の車の損害に備えるという重要な役割があります。

そのため、車両保険を外すかどうかは、次のような点を考えて判断するとよいでしょう。

  • 車の年式
  • 現在の車両価格
  • ローンが残っているか
  • 事故をした場合に修理費を自己負担できるか
  • 車を修理せず買い替える予定があるか
  • 車両保険を付けた場合と外した場合の保険料差額

車両保険を外す前には、「事故が起きた場合に自分のお金で修理できるか」を考えることが大切です。

自動車保険を安くするなら免責金額も確認

車両保険を残したまま保険料を抑えたい場合には、免責金額の変更も選択肢になります。

日本損害保険協会によると、免責金額を設定すると保険料が割安になる一方、事故が発生したときの自己負担額が増える仕組みです。

例えば、免責金額を5万円に設定した場合、事故時に一定額を自分で負担することになります。

そのため、

毎月・毎年の保険料を抑えたい

という人と、

事故時の自己負担をできるだけ減らしたい

という人では、適した免責金額が変わります。

自分の家計に合わせて検討しましょう。

自動車保険の見直しは「保険料-補償内容」で考える

自動車保険を安くするときに、一番注意したいのが「保険料だけを見ること」です。

年間保険料が安くなったとしても、必要な補償まで削ってしまえば、事故が起きたときに大きな自己負担が発生する可能性があります。

そのため、保険を見直すときは、

  • 現在の保険料
  • 現在の補償内容
  • 実際に車を運転する人
  • 車の年式や価値
  • 事故が起きた場合に負担できる金額
  • 必要な特約

を一つずつ確認してみましょう。

「保険料を最安にする」のではなく、「必要な補償を残して無駄な保険料を減らす」ことが、自動車保険を上手に安くするポイントです。

自動車保険を見直すおすすめのタイミング

自動車保険は、次のようなタイミングで見直すとよいでしょう。

  • 自動車保険の更新時
  • 車を買い替えたとき
  • 車を売却したとき
  • 子どもが免許を取得したとき
  • 家族が車を運転しなくなったとき
  • 通勤など車の使用目的が変わったとき
  • 車の年式が古くなったとき
  • 保険料が高くなったと感じたとき

特に更新時は、前年と同じ条件のまま継続するのではなく、現在の生活に合った契約になっているか確認してみましょう。

自動車保険を安くする方法まとめ

今回は、自動車保険を安くする方法について紹介しました。

自動車保険の保険料を抑える方法は一つではありません。

等級、運転者の範囲、年齢条件、車両保険、免責金額、特約、割引制度、保険会社などを一つずつ確認することで、自分に必要な補償を維持しながら保険料を見直せる可能性があります。

特に重要なのは、保険料を安くするために必要な補償まで削ってしまわないことです。

自動車保険は事故が起きたときに初めて重要性がわかるものでもあります。

安さだけで決めるのではなく、「自分や家族にとって必要な補償は何なのか」を考えてから見直すことをおすすめします。

また、保険会社によって保険料や補償内容、利用できる割引や特約などが異なるため、現在の契約と他社の条件を比較してみるのも一つの方法です。

自動車保険を見直す際には、契約している保険会社や代理店に現在の契約内容を確認し、自分に必要な補償を残したうえで保険料を比較してみてください。

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この記事について

自動車保険の保険料や補償内容は、保険会社、車種、年齢、等級、運転者の範囲、使用目的などによって異なります。

この記事では、自動車保険を見直す際の一般的な考え方を紹介しています。実際の保険料や補償内容については、契約している保険会社や代理店などで最新の情報をご確認ください。