車を購入するとき、「人気があるから」「価格が安いから」という理由だけで決めてしまうと、購入後に後悔することがあります。
車は購入費用だけでなく、税金、自動車保険、車検、ガソリン代、メンテナンス費用など、長期間にわたってお金がかかるものです。
そのため、本当に自分や家族に合った車を選ぶためには、購入前にいくつかのポイントを整理しておくことが大切です。
この記事では、車選びで後悔しないために購入前に確認しておきたいポイントを、できるだけわかりやすく解説します。
車選びで最初に決めるべき3つのこと
車種を探し始める前に、まず決めておきたいことがあります。
最初に条件を整理しておくことで、必要のない車種まで比較する時間を減らせます。
車を何のために使うのか
最初に考えたいのが、車の使用目的です。
例えば、通勤が中心なのか、家族で出かけることが多いのか、アウトドアや旅行で使うのかによって、適した車は大きく変わります。
- 通勤や買い物が中心
- 家族で出かけることが多い
- 子どもの送迎に使う
- 高速道路を利用する機会が多い
- キャンプやアウトドアに行く
- 荷物を多く積む必要がある
例えば、普段は夫婦2人で使う場合と、5人家族で長距離旅行をする場合では、必要な車の大きさや装備がまったく違います。
「どんな車が欲しいか」よりも先に、「どんな使い方をするか」を考えることが車選びの第一歩です。
何人で乗ることが多いか
家族構成も重要なポイントです。
普段は4人家族でも、祖父母を乗せる機会がある場合や、子どもの友達を乗せることが多い場合は、乗車人数に余裕がある車の方が便利なことがあります。
一方で、普段ほとんど2〜3人しか乗らないのに、大人数用の大きな車を選ぶと、車両価格や燃費、税金などの負担が大きくなる場合もあります。
「最大で何人乗れるか」だけではなく、「普段何人で使うか」を基準に考えるのがおすすめです。
購入予算はいくらまでにするか
車選びでは、車両本体価格だけを見て予算を決めないことが重要です。
実際には、車を購入するときに次のような費用がかかります。
- 車両本体価格
- オプション費用
- 税金や諸費用
- 自動車保険
- 駐車場代
- ガソリン代
- 車検・点検費用
特にローンで購入する場合は、「毎月いくら払えるか」だけで判断せず、金利を含めた総支払額も確認することが大切です。
新車と中古車はどちらがおすすめ?
車を購入するときに多くの人が迷うのが、新車と中古車のどちらを選ぶかです。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、自分の予算や使い方に合わせて選ぶ必要があります。
新車を選ぶメリット
新車の大きなメリットは、誰も使用していない状態から乗り始められることです。
- 最新の安全装備を選びやすい
- 好きなグレードやカラーを選べる
- メーカー保証がある
- 車の状態を把握しやすい
長期間同じ車に乗りたい人や、最新の安全性能を重視する人には新車が向いています。
新車を選ぶときの注意点
一方で、新車は中古車と比較すると購入価格が高くなる傾向があります。
また、人気車種では納車まで時間がかかる場合もあります。
オプションを追加していくと予算を大きく超えてしまうこともあるため、本当に必要な装備を事前に決めておくことが重要です。
中古車を選ぶメリット
中古車の最大のメリットは、予算を抑えやすいことです。
同じ予算でも、新車より上のグレードや大きな車を選べる場合があります。
また、すでに販売されている車なので、条件が合えば比較的早く納車できることもあります。
中古車を選ぶときの注意点
中古車は1台ごとに状態が異なります。
購入するときには、価格だけで判断せず、以下のポイントを確認しましょう。
- 走行距離
- 修復歴の有無
- 整備記録
- タイヤやバッテリーなどの消耗品
- 保証内容
- 車検の残り期間
中古車を購入する際は、車検の残り期間も確認しましょう。「車検満了日の確認方法と受けられる時期」では、車検を受けられる日を計算できるツールも紹介しています。
安いという理由だけで購入すると、購入後すぐに修理費用がかかる可能性もあります。
車選びで確認したい重要ポイント
燃費だけでなく年間の維持費を見る
燃費は車選びの重要なポイントですが、燃費だけで車を選ぶのはおすすめできません。
例えば、車両価格が高くても燃費が良い車もあれば、購入価格は安いものの、燃料費や税金が多くかかる車もあります。
車を比較するときは、次の費用をまとめて考えましょう。
- ガソリン代
- 自動車税
- 自動車保険料
- 車検費用
- メンテナンス費用
「購入するときに安い車」と「長期間所有したときに安い車」は必ずしも同じではありません。
安全性能を確認する
特に家族で使用する車の場合、安全性能は重要な判断材料になります。
車種やグレードによって装備内容が異なるため、購入前には具体的に確認しましょう。
確認したい主な装備には、次のようなものがあります。
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 車線逸脱警報・車線維持支援機能
- 誤発進抑制機能
- 後方確認支援機能
- 駐車支援機能
ただし、安全装備があるからといって事故を完全に防げるわけではありません。
装備の名称だけを見るのではなく、どのような場面で作動するのかを確認することが大切です。
車の大きさを実際に確認する
カタログやインターネットで見ると、車のサイズ感は分かりにくいことがあります。
特にミニバンやSUVを検討している場合は、自宅の駐車場に問題なく入るか確認しましょう。
確認したいポイントは以下です。
- 駐車場の幅
- 駐車場の奥行き
- 車高制限
- 自宅周辺の道路幅
- よく利用する駐車場
購入後に「駐車場が狭くて乗り降りしにくい」と後悔するケースもあるため、実車で確認することをおすすめします。
リセールバリューも確認する
数年後に車を買い替える可能性がある場合は、売却するときの価値も考えておくと、次の車の購入資金に影響します。
一般的に、人気が高い車種や需要が安定している車種は、中古車市場でも評価されやすい傾向があります。
ただし、将来の中古車価格を保証できるものではありません。
リセールだけを目的に車を選ぶのではなく、自分の使い方に合っていることを優先しましょう。
購入前に必ず確認したい3つのこと
必ず試乗する
気になる車が見つかったら、できるだけ試乗することをおすすめします。
実際に運転してみると、カタログだけでは分からないことが見えてきます。
- 運転しやすいか
- 視界は良いか
- シートの座り心地
- 乗り降りのしやすさ
- 後部座席の広さ
- 荷室の使いやすさ
家族で使用する予定なら、可能であれば家族も一緒に確認するのがおすすめです。
見積もりを比較する
車を購入するときは、車両価格だけでなく、総支払額を確認しましょう。
同じ車種でも、グレードやオプション、購入方法によって支払額が大きく変わることがあります。
見積もりを見るときは、「何が含まれているのか」を確認することが重要です。
ローンの支払い方法を確認する
ローンを利用する場合は、月々の支払額だけを見るのではなく、支払期間や金利も確認しましょう。
月々の負担を減らすために返済期間を長くすると、総支払額が増える場合があります。
無理のない返済額を設定し、生活費や住宅ローンなど、他の固定費とのバランスも考えることが大切です。
車を購入した後にかかる主な費用
車は購入して終わりではありません。
長期間所有する場合、さまざまな維持費がかかります。
自動車保険
任意保険は、万が一の事故に備えるために重要です。
補償内容や特約によって保険料が変わるため、価格だけではなく、自分に必要な補償が含まれているか確認しましょう。
税金
車には税金がかかります。
車種や排気量、環境性能などによって負担が異なる場合があるため、購入前に確認しておくことをおすすめします。
車検とメンテナンス
安全に車を使用するためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
エンジンオイル、タイヤ、バッテリーなどの消耗品は、使用状況によって交換時期が異なります。
購入価格だけでなく、維持費も含めて予算を考えることが重要です。
車選びで後悔しないためのチェックリスト
最後に、車を購入する前に確認したいポイントをまとめます。
- 車を使う目的を決めた
- 普段乗る人数を確認した
- 車両価格以外の費用も考えた
- 新車と中古車を比較した
- 燃費や維持費を確認した
- 安全装備を確認した
- 駐車場に入るサイズか確認した
- 実際に試乗した
- 総支払額を確認した
- 無理のないローン返済額を決めた
まとめ|車選びは「購入価格」だけで決めないことが大切
車選びで後悔しないためには、人気や価格だけで判断しないことが重要です。
まずは、自分や家族がどのように車を使うのかを整理し、その使い方に合った車種を選びましょう。
また、車両価格だけでなく、税金、自動車保険、ガソリン代、車検、メンテナンス費用まで含めて考えることで、購入後の負担をイメージしやすくなります。
車は長期間使用する大きな買い物です。
焦って決めず、複数の車を比較し、実際に試乗してから、自分に合った1台を選ぶことをおすすめします。
車選では、今後も車の購入、売却、維持費、保険、メンテナンスなど、カーライフに役立つ情報を詳しく紹介していきます。